大学の次は高校

大学受験に引き続いて高校受験も落ち着いたようで。

 

私の結婚式の時に華を添えてくれたかわいい甥っ子が今年高校受験だった。

満足いく結果だったようで何よりである。

中学での先生の覚えもめでたく、推薦枠で進学できるかも、と話が来たのにそれを蹴っ飛ばして一般入試で受験したらしい。

推薦か一般か、というのは何かと意見が分かれるところだが、私は推薦でもらえるもんはもらっとけ派。

高校の時も大学の時も推薦で決めた友達は誰もちゃらちゃら遊んでなぞいなかったからね。そもそも「楽して遊べる」と思っている人に声はかからない(はず。ネコかぶりの例外あり)。

 

まぁそんな甥の受験だが、当初彼は私の夫と同じ学校に進学しようと思っていたらしい。が、彼の父が「どうしても自分の母校に入れたい!」と毎日定時に帰宅して自宅勉強にばっちり張り付いていたそうだ←義姉の話。

そのあたりに若干の不安は感じるが、まぁ入ってしまえば的なところもあるので是非高校生活をエンジョイしてほしい。高校は楽しんでなんぼだと思っている。

 

先日義母と進学の話になり「あなたのご両親は進学先や就職先をなぜそんなに縛ったの?」と聞かれた。私が結婚するまで自宅を一度も出たことがないからだ。

 

金がなかったからだよ。

 

でも、奨学金は借りずに行ったし(夫の家と違って)、今も両親は自活できている。私達夫婦からいかに金をむしりとろうか画策しているあんたと違ってね、とこのあたりは口には出さないようにしている。

 

私自身、高校生活で何がありがたかったかというと、分別のある友人に恵まれた事に尽きる。

彼らは富裕層が圧倒的に多かったのも事実だが、人を金ではからなかった。個々人の持つ能力と付き合おうとしていた、というか。

なので、私が地元の大学に進学してもそれで友人がいなくなったということはない。結婚式で方々から集まってくれた友人がH,T,K大にJ大出身だったと後から知って驚いていたのが義母だった。あわよくばこの田舎の嫁が来ないご近所のおっさん達に誰か紹介してやろうと思ったようなのだが、「えー?だって〇ちゃん東北大学ですよ?」「はー?◆ちゃんドクターですよ?いいんですか医者の妻。」と悉く断って知ったようなのだが。

 

そして大変不思議なのだが、私の夫は年下のせいなのか、自分が大学に落っこちたことがあるせいなのか、私の経歴をやたら誇りに思っているらしい(でも最終学歴はJ大だぞ)。FBにどうして出身校載せないの?などと素で尋ねてくるのがなんだかくすぐったい(ちなみに載せないのは「同窓生です」と偽OBが訪ねてきたりするからです)。

 

しかし、義母が甥っ子の合格を知った時に「これで我が家に御三家がそろったわね」と言い放ったのにはびっくりした。あなたのお子さん達、御三家じゃないから。どさくさに紛れてヘンな事言うなよ。

 

※ここでいう御三家は全国区呼ばわりされているものとは関係ありません。