年度末

区切りよく週末で年度末を迎える。

 

私は兼業可能なちょっと特殊なポジションにいるのだが、それでもちょっとかちかちな職場なのでここ数日は人事異動の絡みでバタバタしていた。

 

もともと拝み倒されて入った職場。オオモトは東京にあるのと、その特殊性から全国区で募集をかけるのだが、数年働くとハクがつくので皆ステップアップして出て行ってしまう。私はたまたま海外にいた時に出張でやってきたボスと出会い、出身と高校が同じだとわかった。帰国したと知るや「あなたに来てもらえるとすごく助かるんだけど。」と紳士的に引っ張られてアナを埋めることになった。

 

対価が発生しない家事に育児に介護(義父母との付き合いはもうその域に入っている)に加え、別に本職を抱えている状態。そこにワラジが1足増えて、正直やっていけるかどうか綱渡りの日々だったように思う。

 

年単位の契約なので毎年人も大勢動く。私は残っても残らなくても正直あまり困らない。ただ、ボスはかなり困ると判断したらしく、オオモトもこいつは置いたほうがいいかも、と考えてくれて、規則という重箱のスミをつつくような方法で私を残留させることにしてくれたようだ。おかげで、来年度は重役出勤並みに自由に仕事に出入りして良いことになった。私が本職に差し支えるからと訴えたのもあるのだが。

 

来年度は本職に重きをおいて過ごしたいと思う。

家事と育児も少しゆったりと構えていきたい。

昨日から有給をとってのんびりアルバムなど見ていたのだが、数年前の子供は刺激的な毎日に面白い顔をたくさんしていた。今やルーティンな毎日に飽き飽きしているのが手に取るようにわかる。一人歩きの前にもうちょっとアテンドして世の中を見て回るのも良いだろう。ボスのおかげで思いがけず入る臨時収入は、子供からお楽しみを奪って得たものでもある。配分してしかるべしだ。